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NO・1772「トルコ外交なんでもあり中国とも協力?」

 中国とイランとの間で、イランが領空を中国空軍に開放、というニュースが飛び出してきた。隣接していない中国とイランが、空域を解放するということは、何を両国が考えているのか不思議だ。
 ただ、このニュースがアメリカに与える衝撃は、少なくなかろう。アメリカのイラン対応に、直接的な影響を与えるのではないか、と思われるからだ。場合によっては、しかるべき数の中国の戦闘機が、イランに駐留することも、ありうるし、空域の開放に合わせ、今後、ますますイランと中国との航空防衛面での、協力が進むかもしれない。
 そのことは、アメリカばかりではなく、トルコにとっても気がかりであろう。しかも、中国は経済破綻状態にある、ギリシャに対して巨額の経済支援を、実施する見込みのようだ。ギリシャに対する経済支援では、トルコが先乗りし、これまで複雑だったトルコ・ギリシャ関係の、修復に向かうもの、と思われていたが、今回の中国の動きで、後退が余儀なくされるかもしれない。
 トルコは中国のこの地域への台頭に、どう対応するのだろうかと思っていたところ、トルコは中国とも協力を進めることに、やぶさかではない、という立場を示したようだ。
 中国の音家宝首相が、トルコを近く訪問する計画が、持ち上がっている。つまり、この温家宝首相のトルコ訪問は、トルコと中国の間の、軍事協力を推し進めるきっかけに、なるかもしれないということだ。
 トルコと中国との間では、1990年代にミサイルや武器の生産で、協力関係があったことは事実だ。そうだとすれば、今後進展が予測されても、不思議ではない、ということであろう。
 トルコが中国を手玉に取るのか、あるいは中国がトルコを呑み込むのか、実に興味深い外交ゲームと言えそうだ。

投稿者: 佐々木良昭 日時: 2010年10月04日 14:54 | パーマリンク

 

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