タイプ
その他
日付
2017/1/17

第3回全ニュージーランド大学日本語スピーチコンテスト優勝者が東京財団を来訪!

東京財団が運営する、日本語教育基金(Nippon Foundation Fund for Japanese Language Education Program: NF-JLEP)では、海外の日本語教育の推進を目的として、6か国の8大学に基金が寄贈されています。ニュージーランドでは、マッセイ大学に基金が設置され、その基金を活用して、ニュージーランド全国を対象とした、小中高校の日本語教師への支援をはじめ、日本語専攻の成績優秀な大学生への奨学金支給や、全大学を対象とした日本語スピーチコンテストへの支援などの事業を実施しています。

 

ニュージーランド日本研究学会(Japanese Studies Aotearoa New Zealand)が、2014年より開催している、全ニュージーランド大学日本語スピーチコンテストは、2016年に第3回を迎えました。この度、NF-JLEPから提供された優勝賞品の日本往復航空券を利用して日本を訪問していた、第3回コンテスト優勝者のナサニエル・カーターさん(Nathaniel Carter)が、2017年1月に東京財団を来訪しました。

 

 

カーターさんが日本を訪れたのは、今回が初めてです。2016年12月から、ニュージーランドの大学の夏休みの期間を利用して、1か月ほどを日本で過ごしました。箱根を2度訪れたり、熊本まで足を伸ばして友人に会いに行ったりと、滞在を存分に満喫したようです。「ニュージーランドでは、あまり日本語を話す機会がありませんが、日本に来て、自分の日本語が日本人に通じるという体験ができたことがとても嬉しかったです」と話していました。これまで日本への留学経験などがないにもかかわらず、カーターさんの日本語はとても堪能で、一生懸命に勉強して、コンテストの優勝を勝ち得たことが伝わりました。カーターさんの語学力向上の秘訣は、常に学びたいという姿勢です。財団に来訪した際には、日本滞在中に疑問を持った、擬態語の意味や使い方などについて、熱心に質問していました。

 

コンテストのスピーチは、自身の日本語学習が、いかに人生における困難を乗り越える糧になったか、をテーマにしました。日本語学習を通じて得られた経験は、カーターさんが現在所属する、医学部の入試を突破することにも役立ったそうです。

 

日本語は副専攻ですが、今後は日本語能力検定試験の上級に挑戦するつもりで、日本語に対する学習意欲は尽きないようです。また、専門の医療分野でも、ニュージーランドに日本語を話せる医者はほとんどいないので、自身の日本語力を生かせるのではないかと話していました。日本語教育基金では、ニュージーランドと日本の良好な関係を担う優秀な人材として、カーターさんがこれからも活躍されることを期待しています。