タイプ
その他
プロジェクト
日付
2012/5/10

アメリカ大統領選挙UPDATE5

共和党の大統領候補はどうにかミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事に落ち着いた。落ち着くべきところに落ち着いた感があるが、予想外に混戦状況が続き、このことがロムニー候補にプラスに作用した形跡はない。しかし、いざロムニーに確定するや、やはり同候補の下に結集しようという力学が作用しているようにも見受けられる。世論調査を見渡しても、オバマ大統領との直接対決が想定されていたよりもはるかに接戦であるという構図が浮かび上がって来ている。オバマとロムニーの激しい舌戦はもうすでに口火を切り、極度に党派化した政治文化の中で行われる本選挙の激しさを予感させている。

今回はこれまで通りの現状分析に加え、米論壇が今回の大統領選挙をどのようみ見ているかという切り口で論じたコラムを加えてみた。大統領選挙は、大統領を選ぶ選挙であることはいうまでもないが、同時にアメリカが自分たちが立っている場所を確認しようとする集合的な行為でもある。論壇の分析を通じて、そのような意識の抽出を試みた。

次回は、本選挙に向けて体制を整えている両陣営の選挙戦略、陣容にフォーカスしてみたいと考えている。

「現代アメリカ」プロジェクト 大統領選チーム・リーダー 中山俊宏


コラム&執筆者



ようやく決着がついた共和党予備選挙 池原麻里子(ジャーナリスト)

2012年選挙、メディアでは地味なスタート~共和党の「打倒オバマ熱」は健在? 袴田奈緒子(政治アナリスト)

グラスルーツとメガ・ドナー:政治資金集めのデファクト・スタンダード? 西川賢(津田塾大学准教授)

米国経済情勢と大統領選挙への影響 西川珠子(みずほ総合研究所政策調査部主任研究員)

墜ちた宗教右派の偶像 飯山雅史(読売新聞調査研究本部)

本選挙に向けた注目のポイント──共和党ロムニー陣営はどう戦うか 細野豊樹(共立女子大学教授)

オバマの再選戦略(5)「階級闘争」の次はあるのか 前嶋和弘(文教大学准教授)

右派言論人・コラムニストの大統領選挙をめぐる評価 中山俊宏(青山学院大学教授)

左派言論人・コラムニストの大統領選挙をめぐる評価 渡辺将人(北海道大学准教授)







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