タイプ
その他
日付
2007/11/14

第2弾「札幌八行」(硬粒種とうもろこし)(5/5)


4.人物ファイル


及川善志さん


 平成9年に「札幌八行」とうもろこしを本格的に栽培し始める。自宅にあった種を徐々に増やし、畑には牛の糞尿や籾殻、木屑などで作った完全堆肥を投入、現在は5.5ヘクタールの「札幌八行」を生産している。
 以前は三笠市の隣、岩見沢市で「札幌八行」の焼きとうもろこしを販売する名物おばさんがいたというが、3年ほど前に高齢のために辞めてしまった。それまではこのおばさんに生産していた多くのとうもろこしを販売し、自らは三笠の道の駅で細々と販売していたのだが、今では焼いて販売するのはここだけになってしまった。
 硬粒(フリント)種とうもろこしを生食用としてここまで手広く栽培しているのは、北海道内では彼のみといっても過言ではない。ちなみに、飼料用としての硬粒種のデントコーンの栽培は酪農地帯では広く作られている。(北海道農業試験センターによると、農家が播種するデントコーンのハイブリット(F1)種は、デントコーンとフリントコーンを交雑して作るそうだ)
 売られている種は小ぶりのものが多く、また、自家採取を繰り返すと劣勢を起こして小さくなってしまう可能性があるにも関わらず、及川農場のとうもろこしは、粒の大きさ、軸の長さ、味わいともにずば抜けている。彼の栽培に関する知識もまた、宝物に値するのではないだろうか。


5.どこで味わい、買うことができるのか(現在の流通状況)


■サッポロノウエン(http://www.sapporonouen.co.jp/
インターネットでの種の販売
※北海道内の種屋数件に問い合わせたところ、「札幌八行」「ロングフェロー」ともに、家庭菜園用として細々と販売している店が何件がありましたが、量も少なく、今後も続けていくかどうかが未定ということで、今回は紹介していません。

■道の駅 三笠
三笠市岡山1056-1 TEL 01237-3-1727
8月10日前後から10月いっぱいまで、及川農園の塩水をつけながら炭で焼いた札幌八行が味わえる。
午前10時から午後5時まで営業 ※売り切れの際はその時点で閉店
発送は一切取り扱っていない。

■上志文ふれあいの郷
岩見沢市上志文町952 TEL 0126-44-2535
8月のお盆過ぎから9月いっぱいまでの販売(基本は生、集中してできたときは冷凍をかけてのちに販売も)
17名のメンバーのうち、半数くらいが栽培している。
※売り切れの際はその時点で終了、発送は一切取り扱っていない

加工品

川合農場
河西郡芽室町坂の上
現在、どん菓子の販売(予定)を検討中。早ければ今冬に町内にて販売予定

6.マップ情報(地図参照


 現在の生産地(2007年11月現在)
 三笠市・及川農園(三笠市萱野)
 岩見沢市上志文地区
 河西郡芽室町・川合農場(芽室町坂の上)
 上川郡清水町・森田農場(清水町羽帯)



取材・文:長尾道子
撮影:酒井広司