タイプ
その他
日付
2008/10/8

第24弾「アワビ」(5/5)


6.人物ファイル


●国崎の海女たち

楠木松乃(すきまつのさん、62歳)
坂井初世さん(さかいはつよさん 61歳)
楠木八重子さん(くすきやえこさん、59歳)
世古ふじえさん(せこふじえさん、58歳)
奥田しげ子さん(おくたしげこさん、58歳)
世古八重子さん、(せこやえこさん、57歳)
奥田知恵子さん(おくたちえこさん、55歳)
橋本みち子さん(はしもとみちこさん、55歳)
小口英子さん(こぐちひでこさん 51歳)

この日は参加していなかったが、地元には、68歳でフナド海女の現役もいるそうだ。
今では、夫が漁師ではなく、勤めに出ている家もあるが、伝統的に半農半漁の多いこの地域では、海女だけでなく、田や畑を手がけている人たちも3分の1ほどあった。自給的性格の強い農業だけに年間通じて何種類もの野菜や豆を育てている。この地域では、きんこと呼ぶさつまいもの干し芋が、味の良さで知られているが、近頃はイノシシの被害が甚大で困っているそうだ。何とか、若い後継者がほしいところ。


●国崎漁協の面々

[左から]大田登さん、奥田文吉さん、世古一義さん

4年前に、4つの漁協が合併したことで、鳥羽漁協の国崎支所となった。その理事を務めるのは大田登さん。国崎の男たちは、車エビ、タコ、タイ、ウニ、ヒラメ、伊勢エビ、カレイ、おこぜ、コチ、ハマチ、カンパチ、ワラサ、スズキ、ホウボウ、岩ガキなど天然ものにこだわる。今回の撮影のために、大きなアワビを6つも提供してくれた。
また、来年は任期を終えることになっている理事の奥田文吉さんは、25年のキャリアを持つ漁師で、民宿「丸文」の経営者。その同級生で、やはり24年、海に出てきた世古一義さんも『一の波』という天然ものにこだわった民宿を営んでいる。
かつて海水浴に日本中の家族が押しかけた時代には、国崎にも18軒の民宿があったが、現在は9軒ほどに減ったという。




取材・文: 島村菜津
撮影:藤澤靖子