タイプ
その他
日付
2007/12/10

研修を終えて

荒川区 土木部公園緑地課
公園維持係 鈴木奈津子

12月1、2日に開催された総括研修をもって、私が参加した第4期研修が終わりました。今からちょうど1年前、第3期の総括研修に陪席したときに、3期生のプレゼンの内容も使っている単語も難しく感じて、「違う世界に来てしまった」と焦り、暗い気持ちになったことを覚えています。しかし、研修が進むうちに不安や暗い気持ちはいつの間にか消え去り、達成感と充実感を持って研修を終えることができました。

今では研修に参加したことで自分が変わったと感じています。例えば、以前の私は物事を感覚的に捉えるだけで、相手に理解してもらうだけの言葉が足りていませんでした。しかし、特に外国で研修を受けたこともあり、バックグラウンドが違う人々に自分の考えを伝えるために、自分が思ったことだけを口にするのではなく、自分がなぜそう考えるのか、この考えが出てくる背景は何なのか、というところまで深く考え、説明するクセがつきました。

レセプションでのスピーチ

また、研修では常に新しい刺激を受けていました。自治体の仕組みについて、自分では一応の知識はあると自負して早稲田での授業を受けました。しかし、講義を受け、他の生徒の発言を聞きくことで、自分の知識はまだまだ少なく、自分の自治体のことでさえわかっていないことが多いと思い知らされました。また。アメリカでの研修では、税金と行政サービスのバランスの考え方、基本計画を取りまとめるNPOの存在、住民参加の取り組みといった話を聞き、日米の違いや発想の豊かさに驚きました。もちろんそうした米国の事例を鵜呑みにするのではなく、「なぜアメリカではこのような仕組みが可能なのか?地方自治について、どのような文化、歴史、価値観がアメリカにあるのか?」という点に留意するよう努めました。

このほかに研修では、プレゼン技術、コミュニケーション能力など様々なスキルを習得、向上することができました。特に「プロジェクトマネジメント」という手法で、課題を整理してどこに問題の本質があるのかを見つけ出し、それを解決するための具体策を構築する技術を得ることができたことは私の財産でもあります。その理由は、地方分権が進むなか、これからの自治体職員はまさにそのような問題抽出力、解決力が求められるからです。

米国で自分のプロジェクトを紹介するポスターセッション

研修は終わりましたが、これからが成果を出すための本番です。今後は、自分の自治体でプロジェクトを実行するべく行動するのはもちろんのこと、研修で学んだこと、刺激を受けたことを少しでも多くの人々に伝えていきたいと思います。そして、共に研修を乗り切った4期生だけではなく、日本全国に散らばる1、2、3期生、来年参加する5期生との貴重なネットワークを活かしていきたいと思います。研修に関わる全てのみなさまに感謝を申し上げます。ありがとうございました。