タイプ
レポート
日付
2012/12/10

被災地の中高生と海外の若手音楽家による吹奏楽コンサート開催レポート

被災地の中高生とSylffチェンバー・アンサンブルによる
『みちのくウインド・オーケストラ』


東京財団は、東日本大震災に見舞われた中高生と、海外からの若い音楽家による『みちのくウインド・オーケストラ』の吹奏楽コンサートをサントリーホールの協力により実施しました。

昨年3月、東日本大震災のニュースが世界に報じられた直後から、東京財団には、世界44カ国、69大学に広がる「ヤングリーダー奨学金プログラム」フェローたちが続々と支援を申し出てくれました。その中に、ウィーン国立音楽大学(オーストリア)、パリ国立高等音楽院(フランス)、ジュリアード音楽院(米国)で学んだ若き音楽家たちからの「被災地の子どもたちを音楽で励ましたい」との願いがありました。

一方、被災地の中学・高等学校吹奏楽部では、建物や楽器が津波で流されるなどして部活動に大きな支障が生じましたが、宮城県吹奏楽連盟と在京の「国境なき楽団」、音楽グループ「カーニバルカンパニー」などが直ちに各地から楽器を集め、学校に届けました。

「みちのくウインド・オーケストラ」の結成は、Sylffフェローたちの熱意と、楽器を取り戻した中高生たちからの感謝の気持ちとの結晶です(◆詳しくは、「みちのくウィンド・オーケストラができるまで参照」)。

1週間のワークショップ、ミニコンサートを経て行われたサントリーホールの演奏は、指揮の三石精一氏、山下一史氏、マリンバの安倍圭子氏等と中高生、Sylffフェローの素晴らしいコラボレーションが発揮され、美しく会場に響き渡りました。フィナーレでは観客の方と共にラデツキー行進曲を演奏し、この取り組みの集大成にふさわしい会場一体となった演奏会となりました。

演奏会に先立つ、ワークショップの模様についても近日アップ予定!

東北高校でのワークショップ(8月13-15日)









石巻での Sylff チェンバー・アンサンブルミニコンサート(8月16日)

 
コンサートに先立って、「みちのくウインド・オーケストラ」に参加する東京財団が運営する「ヤングリーダー奨学基金(Sylff)」で学んだ音楽家による特別アンサンブルSylff チェンバー・アンサンブルが、被害の大きかった石巻市中央の商店街で、廃業した洋品店を利用してうまれた交流拠点にてミニコンサートを開催しました。
◆当日プログラムは、こちら

【公演日時】2012年8月16日(木)14:00(予定)
【会 場】コミュニティサロン ジョイナス・アイトピア(石巻市中央2)
【出 演】Sylff チェンバー・アンサンブル


東京・サントリーホールでの演奏会 8月17日


大ホールで開催する「みちのくウインド・オーケストラ」演奏会は、楽器寄贈に対する被災地からの感謝の気持ちをこめて、復興の証として行われました。
◆プログラムは、こちら。
◆レポートはこちら。(『教育音楽』2012年11月(株式会社音楽之友社)より転載)

【公演日時】 2012年8月17日(金)19:00開演(18:30開場)
【会  場】 サントリーホール 大ホール 
【出  演】 みちのくウインド・オーケストラ、Sylff チェンバー・アンサンブル
       庄野真代(司会)
【賛助出演】 指揮:三石精一、山下一史、マリンバ:安倍圭子
【曲 目】 フィリップ・スパーク:陽はまた昇る
                                     アレクサンダー・コミタス:エレジー・フォー・東北
                                     安倍圭子:プリズム・ラプソディ II  
                                     J.シュトラウス:ラデツキー行進曲、他
【主 催】 東京財団
【制作協力】 サントリーホール カーニバルカンパニー
【協 力】 宮城県吹奏楽連盟/宮城県楽器BANK/国境なき楽団/洗足学園音楽大学/ぴあ株式会社


Sylff チェンバー・アンサンブル メンバーリスト(Sylff奨学生参加者)




メンバーからの一言メッセージはこちら


■ウィーン国立音楽大学
パンジュ・キム(トランペット)    Panju Kim, trumpet

ディトマール・ニグシュ(トロンボーン)Dietmar Nigsch, trombone

ディビッド・パンツェル(打楽器) David Panzl, percussion
-Music as an Essential Part of People’s Lives

■パリ国立高等音楽院
ディラン・コーレイ(ファゴット)   Dylan Corlay, bassoon
-A “Re-oxygenating” Experience

カール=エマニュエル・フィスバッハ(サクソフォーン)Carl-Emmanuel Fisbach, saxophone
-Sylff Winds Workshops and Concerts
 
マリー・コレマーレ(ホルン)   Marie Collemare, horn
-A Real Conversation through Music

■ジュリアード音楽院
メリデス・ヒテ(オーボエ)    Merideth Hite, oboe

モラン・カッツ(クラリネット)  Moran Katz, clarinet

バーリ・ヌジェント(フルート)  Barli Nugent, flute (教員:特別参加)

        

◆関連記事

この取り組みに通訳としてご協力いただいたSimon Hutchinsonさんのレポートはこちら。
-Music and Hope for Tohoku: My Week with the Michinoku Wind Orchestra

2012年8月30日Japan Times掲載記事はこちら。
-The Tokyo Foundation Hosts Concert by Young Victims of Tohoku Quake at Suntory Hall