勃興するインド-日印協力のアジェンダ-

日本は、日米同盟を軸に、アジア地域での安全保障のための公共財形成により積極的な貢献を行おうとしている。その一環として、豪州、韓国、インドとの安全保障協力関係のネットワーク化を図っているが、その中でインドおよびそれを取り巻く戦略環境への分析が不足している。特に、インドについては、ややもすると対中包囲網を形成するためのパートナー国としての側面だけにとらわれて、東南アジア、中東、西アジア、中央アジア地域、そしてロシアへの影響力など大国化するインドの幅広い機能について、矮小化してしまう傾向が日本にはある。今後日本はより広い文脈で日印関係をとらえる必要がある。本プロジェクトでは、これまで東京財団が関係を築いていきたインドのシンクタンクや研究者との関係を活かして、ユーラシア大陸リムにおけるインドの大国化の動向とその展望(中国との比較も視野にいれる)を分析すると同時に、それを踏まえ、インド太平洋地域での海洋安全保障およびアフガニスタンの国家再興という二つの分野で検証分析し、この二つの分野での新しい形の日印協力の在り方を研究する。

プロジェクトリーダー

山口昇(東京財団上席研究員)

プロジェクトメンバー

  • 佐野修太郎(防衛大学校教授)
  • 伊藤融(防衛大学校助教授)
  • 長尾賢(東京財団研究員)
  • 宮原信孝(東京財団研究員)
  • 鶴岡路人(東京財団研究員)
  • 渡部恒雄(東京財団上席研究員)
  • 畔蒜泰助(東京財団研究員兼政策プロデューサー)
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