議会基本条例制定過程にある群馬県東吾妻町議会議員との意見交換会 | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

東京財団政策研究所

詳細検索

東京財団政策研究所

議会基本条例制定過程にある群馬県東吾妻町議会議員との意見交換会

February 24, 2010

概要

2010年2月17日午後、群馬県東吾妻町議会の議員2名と事務局長の訪問を受けました。事前に頂いていた吾妻町議会の議会基本条例草案をもとに意見交換を行いました。

議会基本条例の「東京財団モデル」の基準((1)議会報告会、(2)請願・陳情者の意見陳述(3)議員間の自由討議)に沿って分析した結果、吾妻町の草案は基本的な部分は揃っていると確認しました。基本条例の制定で議会が具体的にどのように変化するかが、住民がイメージできる条例となっていました。

政策提言「市民参加と情報公開の仕組みをつくれ 地方議会改革のための議会基本条例『東京財団モデル』」 でも述べていますが、住民との信頼関係を最重要課題として、情報公開と住民参加を徹底することに尽きると考えます。

若干の危惧は、2つありました。ひとつは、全体の文章・文体が硬い印象を受けたこと、もう一つは、明確な理念の確立です。幅広い住民からの理解や支持を受けるためには、読みやすい条文であることもひとつの大きな重要な注意事項ではないかと考えます。平易な文言で身近に感じる条例にする工夫が必要です。また、議会の町政への基本的な考え方や方向性が前文に示すことができればより良い条例になるはずです。これからの地方議会は、自治体経営の視点を見据えて活動すること求められます。地方議会の憲法とも言える議会基本条例に議会の立ち位置を表現する必要性を強く感じました。

<文責:赤川貴大>

    • 元東京財団研究員・政策プロデューサー
    • 赤川 貴大
    • 赤川 貴大

注目コンテンツ

BY THIS AUTHOR

この研究員のコンテンツ

0%

INQUIRIES

お問合せ

取材のお申込みやお問合せは
こちらのフォームより送信してください。

お問合せフォーム