タイプ
その他
日付
2008/1/22

第7弾「アサクサノリ」(2/5)


2.どうやって作られているのか


古賀重美さんのアサクサノリはこうしてつくられる


病気に弱いアサクサノリを酸処理に頼らずに育てるには、健康な海苔ダネが必要である。
6月頃から古賀重美さん(58歳)は野口種を培養している試験場に度々足を運んで生育具合を見る。9月に
浜に鉄柱で海苔ヒビを立てる。10月中旬、海水が22~23度の適温になる頃いよいよタネ付けが始まる。
水温が高くなるとタネは死んでしまう。網一枚一枚に育った糸状体がついたカキ殻の入った袋を結んでいく。
何人もの人手を借りて、早朝から夜遅くまで仕事を続ける。待ったなしの作業である。


  


(左)夏の間に糸状体が培養されたカキ殻
(中)カキ殻をビニールの小袋に入れる
(右)小袋を網に取り付けた竹の棒に付けていく


  


(左)タネ付けは待ったなしの作業。終わるまで続く
(中)タネ付けの終わった網を舟に積んで海へ運ぶ
(右)海中の鉄柱に網をしっかり結んで、海苔ヒビをつくる



元気な海苔を育てるには密植を避けて、海苔ヒビの間隔をあける。潮の流れをよくすることで病気を防ぐのだ。タネ付けから35~39日目、順調に育てばいよいよ初摘みである。シーズン初めのやわらかい芽は手摘み、手すき、天日干しでつくる。この頃の芽は1日3センチ伸びる。育ち具合、柔らかさを確認しながら、素手で摘みとる。冷たい海水に手がかじかみ、長くは続けられない。