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【2023年度終了】健康危機に対するヘルス・レジリエンスの構築に関する研究

近年、「レジリエンス」は、個人・組織ともに通用する「外的環境・状況からストレスを受けてもこれに適応し、跳ね返し、生き延びる力」として、組織論や社会システム論、さらにはリスク対応能力、危機管理能力としても広く注目されている。世界的な新型コロナウイルスによるパンデミックの収束が見えない中、感染拡大による医療需要の急激な増大と行動制限に伴う社会経済の混乱は、これまで隠されていたシステムの欠陥や不備を露呈させている。コロナ禍は、国レベルでの機能不全を露わにし、自治体や企業が自らをレジリエントかつ持続可能に転換し、生き延びる力を蓄えていくことの必要性を示した。本研究では、「人間の安全保障」、つまり、「人間の生命にとってかけがえのない中核を守り、すべての人の自由と可能性を実現すること」を基本概念として活用し、コロナ危機などの「人間の安全保障」を脅かす健康危機を学際的かつシステム・アプローチを用いて検証するとともに、レジリエントな保健・社会システムの基盤形成のための政策を提言することを主な目的とする。


■研究協力者(プログラムメンバー)
 國谷紀良(神戸大学大学院システム情報学研究科 准教授)

研究代表者

研究分担者

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