タイプ
その他
日付
2007/6/11

シンポジウム(伊勢)報告

「文明と環境プロジェクト」では、6月9日、10日の2日間にわたって公開シンポジウムを三重県伊勢市にて開催しました(主催:国際日本文化研究センター安田喜憲研究室、東京財団 共催:皇學館大學)。

今回は「お伊勢さんに学ぶものづくりと生命文明」をテーマとして、2013年(平成25年)の式年遷宮(20年ごとに行われる御社殿等の造替)を前に関心が高まる伊勢神宮の叡智を軸に、地域に根ざしたものづくりや地域活性化に携わっている方々を交え、以下のプログラムで講演とパネルディスカッションを行いました。(産官学の有識者50名に加え、2日間で延べ230名の一般参加者の方々、および皇學館大学の学生の皆さん770名にご参加頂きました。)

また、10日午前には、神宮司庁営林部長の金田憲明氏のご案内で神宮の第二宮域林(天然林地帯)の見学を行いました。1300年にわたって繰り返されてきた式年遷宮のプロセスには、森と水の循環や、自然と人間の共生、地域のものづくり文化の継承など、様々な叡智が結実されていることが改めて強く認識され、本プロジェクトが今後、地域環境問題を軽減し自然と人間が共存可能な持続型文明モデルを構築していくための重要な論点が抽出されました。



















<プログラム>
6月9日(土)13:00-17:30
  • 司 会: 森 鐘一(モリエコロジー株式会社代表取締役)
  • 「万葉集に学ぶことのはと生命文明」
    田中章義(アジア国際支援財団理事)
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  • 「マヤ文明と伊勢神宮に共通するものづくりと生命文明」
    安田喜憲(東京財団主任研究員/国際日本文化研究センター教授)

  • (講演録を近日中にウェブサイトに掲載予定)
  • 「伊勢神宮の自然崇拝と現代のライフスタイルへの提言」
    櫻井治男(皇學館大學社会福祉学部長)
  • 「空海密教に学ぶ地球環境問題への提言」
    頼富本宏(種智院大学学長)

6月10日(日) 13:30-16:00
  • パネルディスカッション: 式年遷宮に学ぶものづくりとわれわれの未来
  • 司 会: 岸本吉生(警察庁刑事局調査官)
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  • パネリスト:和田年弥(神宮司廰総務部長)
            濱田益嗣(株式会社赤福代表取締役会長)
            関 幸子(まちみらい千代田)
            前田泰宏(経済産業省ものづくり政策審議室長)

  • 総 括: 安田喜憲(東京財団主任研究員/国際日本文化研究センター教授)


本プロジェクトは、最終的には日本発の新たな文明モデルを提示することを目標としています。その提言へ至る過程での議論や調査活動についても積極的に発信し、本プロジェクト独自の視点や基本理念をわかりやすく周知していきます。