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2023 3.17 FRI

【受付終了】「1/2+1/3=2/5 ~分数ができない大人~」東京財団政策研究所ウェビナー

2023年3月17日(金)16:00~18:00
※ 事前登録制/参加無料/Zoomウェビナー使用/使用言語:日本語
※ 本イベントは受付を終了いたしました

「教職の制度設計の再構築」が問題になってはいるものの、躍起になっているのは文科省や教育委員会など直接の利害関係組織だけ。教員のなり手が不足すれば、当然、質も下がり、日本の存亡にもかかわる、ということを政財界が理解しているようには見えません。切迫感が乏しいのです。それは国の全国学力テストだけでなく、PISA、TIMSSなどの国際調査が、日本の子どもたちの学力に問題がない、ということを示しているからでしょう。

ところが現実社会はそう語っていません。「読み・書き・そろばん」という基礎学力に課題があるのは、小中高校の児童生徒だけでなく、大学生でも同様。企業でも問題視され、社員対象の学力テストを実施している企業も現れています。

根底にあるのは、公立小・中学校の教員の「学力不足」です。教員の学力テストを実施した例はないけれど、大学全入時代や教員採用試験の実態から、教員の「読み・書き・そろばん」能力に大きな問題があることは、当然の結果と言えるでしょう。

今回は、「社員の学力不足」を企業の人事責任者が証言します。さらに、その根底にある「教員の問題」を教材作りや教員研修などを支えてきた数学者から解説します。
当日はオンラインでの開催です。皆様のご参加をお待ちしています。

◆ 登壇者

(敬称略、五十音順)

井出 隆安

・1946年長野県生まれ。前杉並区教育長。杉並区立久我山小学校長、東京都教育庁指導部長、同人事企画担当部長などを歴任

牛瀧 文宏 ・1962年兵庫県生まれ。京都産業大学理学部教授・理学部副学部長。
大平 真吾 ・1963年東京都生まれ。食品メーカー人事総務部門 本部長。
松本 美奈 東京財団政策研究所 研究主幹(「教職の制度設計を再構築する 量の確保・質の担保の視点から」プログラム研究代表)※モデレーター

◆ 登壇者コメント  

井出 隆安
「分数ができない大人を育てた算数・数学教育」や「中学・高校・大学と10年学んでも使い物にならない英語教育」はよく槍玉に上がるけど、その他にも「学校で学んだはずなのにできないこと」はたくさんあります。でも、大して問題にならないのはなぜでしょう。「なぜだろう、不思議だな」

牛瀧 文宏
日本は分数より小数の文化なので、分数を日常で使うことは余りありませんし、困ることも少ないので忘れてしまっているのかもしれませんね。 他にも何か忘れていたり、できていない事がないかと気がかりです。こういったことの一つ一つが積み重なって国の姿を形成すると思いますので。分数に関しては、企業側・生産者側の人に見られる現象だとしたら改善が必要でしょう。

大平 真吾
分数に限ったことではありませんが、出来ないことをそのままにして、それで構わないと考える思考が蔓延してしまっていることに危機感を覚えます。

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