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もし東京オリンピックが開催されなかったら? ―東京オリンピック開催の新型コロナ感染拡大への影響の推定―【BMJ Open掲載】

東京2020 夏季オリンピック大会は、新型コロナウイルス流行の最中、最大限の感染対策を講じる中での開催となりました。一方で、「もし」オリンピックが開催されていなかった場合、感染者数の推移はどうなっていたでしょうか。
野村周平主席研究員、米岡大輔主席研究員をはじめとする研究班(*)は、オリンピック開催に伴う新型コロナ感染者数の推移を、数理モデル「合成コントロール法」を活用して推定しました。これはオリンピック開催という政策介入が“行われなかった場合”、いわゆる反実仮想“if”を推定する方法論です。
オリンピック開催という政策介入が“行われなかった場合”に比べて、閉会日の時点で、人口100万人あたりの感染者数は115.7%多いという本推定結果は、将来のパンデミック下におけるメガ・イベント開催判断の議論に資する情報となることが期待されます。
本研究は921日付で、査読付き国際医学誌であるBMJ Openに掲載されました。

▼ 論文はこちら
URL:https://bmjopen.bmj.com/content/12/9/e061444.full
DOI:10.1136/bmjopen-2022-061444
▼ プレスリリース記事はこちら
プレスリリース資料(2022年9月22日発表).pdf

(*)「ヘルス・メトリクスを用いた政策インパクトのモニタリングと評価に関する研究」プログラム…(研究代表)野村周平主席研究員、米岡大輔主席研究員を中心とする研究班

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