2026 7.21 TUE
【募集】ウェビナー「AI時代の公共空間をどう統治するか―FIFAワールドカップ2026 から考えるデータガバナンス―」
日時:2026年7月21日(火)15:00~16:30
形式:Zoomウェビナー(ライブ配信)
※ 事前登録制/参加無料/使用言語:日本語
| 本ウェビナーの注目ポイント ○世界最先端のAI・データ実験場を総括:FIFAワールドカップ2026を「AI・データガバナンスの壮大な社会実験」と捉え、安全保障、公衆衛生、プラットフォーム規制、COPPA(児童オンラインプライバシー保護法)改正規則が交差した米国のリアルな実態から、これからのAI・データ統治のあり方を検証します。 ○「使うか/止めるか」の二分法を超える制度設計:単なる技術実証にとどまらず、社会の信頼を損なわずに実装するための「手続・責任・説明可能性」とは何か。リスクベース・アプローチや共同規制、そして主体的な設計能力としての「AI主権」の再定義まで、平時と緊急時をつなぐ実践的な制度的条件を議論します。 ○セキュリティの権威、日米の医師免許を持つ弁護士らが登壇:本ウェビナーテーマを提起した笹原英司氏(CSAジャパン代表理事)に加え、臨床と情報法の双方に精通する河尻拓之氏(弁護士・医師)、医療AI・データ政策・法倫理を専門とする藤田卓仙(東京財団主席研究員)が、縦割りのない多角的な議論を展開します。 |
生成AIをはじめとするAI技術やその前提となるデータ活用は、行政、医療、教育、スポーツ、エンターテインメント、都市インフラ、セキュリティなど、社会のあらゆる領域に組み込まれつつあります。その一方で、AI・データの利活用をどこまで許容し、どのような手続・責任・監督の下で運用すべきかについては、各国・各地域で制度設計が揺れています。
本ウェビナー登壇者である笹原氏が東京財団ウェブサイトで公開した論考「AIの壮大な社会実験となる2026年FIFAワールドカップ大会」では、同大会がAI監視、群衆管理、公衆衛生、ドローン対策、プラットフォーム規制、子どものデータ保護などが交差する「巨大な社会実験」として位置づけられています。特に同論考は、米国において同大会が国家特別安全保障イベントとして扱われ、連邦政府・州政府・民間事業者が複雑に関与するAIガバナンスの実証フィールドとなりうる点を指摘しています。
本ウェビナーでは、この問題提起を出発点として、AI・データガバナンスの今後のあり方を次の4つの観点から検討します。本議論を通じて、AI・データを「使うか/止めるか」という二分法ではなく、社会の信頼を損なわずに実装するための制度的条件を明らかにします。
- AI・データガバナンスの制度設計:リスクベース・アプローチ、自主規制、共同規制、行政監督、国際標準の組み合わせ方
- サンドボックスと実証の意義:大規模イベント、医療、教育、自治体サービス等における、制度・責任・説明可能性を含む「ガバナンス実証」の設計
- 子ども・未成年者の扱い:COPPA改正規則、プラットフォーム(YouTube/TikTok等)規制、州法差異から見る年齢確認・依存性対策などの特別保護
- AI主権と国際連携:社会がAIの利用条件、監査可能性、説明責任、公共調達、越境データ流通を主体的に設計できる能力(AI主権)の再定義
今回はクラウドセキュリティ、GRC、データ保護に精通する笹原英司氏、医師・弁護士として医療・ヘルスケア、個人情報、情報セキュリティ等を扱う河尻拓之氏を迎え、これからのAI時代の公共空間のあり方を紐解きます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
※本ウェビナーは東京財団が主催するものであり、FIFAおよび大会組織委員会が主催・後援・協賛するものではありません。
◆ 登壇者 ※敬称略
笹原 英司 一般社団法人日本クラウドセキュリティアライアンス代表理事
河尻 拓之 三浦法律事務所弁護士・医師
藤田 卓仙 東京財団主席研究員
◆ プログラム(予定) ※当日の状況により内容に変更が生じる可能性があります
・ご挨拶・趣旨説明(藤田主席研究員)
・笹原英司氏ご講演「FIFAワールドカップ2026現場に見る米国の『AIガバナンス実証』」
・河尻拓之氏ご講演「次の『有事』にどう備えるか――医療データ・AI利活用と法的責任」
・ディスカッション・質疑応答
・総括 (藤田主席研究員)
◆ 笹原英司 プロフィール
一般社団法人日本クラウドセキュリティアライアンス・代表理事/関西支部担当
在日米国商工会議所ヘルスケア委員会・副委員長
宮崎県出身。千葉大学大学院医学薬学府博士課程修了(博士・医薬学)。デジタルマーケティング全般(B2B/B2C)および健康医療/介護福祉/ライフサイエンス業界のガバナンス/リスク/コンプライアンス関連調査研究/コンサルティング実績を有し、Healthtech/Medtechスタートアップ向けにクラウドネイティブセキュリティに関する啓発活動を行っている。
◆ 河尻拓之 プロフィール
三浦法律事務所弁護士・医師
2005年慶應義塾大学医学部卒業。外科医として慶應義塾大学病院、トロント総合病院等の国内外の医療機関での勤務を経て2022年に弁護士登録。国内外での豊富な臨床経験を活かして、メディカル・ヘルスケア関連法務全般(医行為該当性、医薬品・医療機器・化粧品・健康食品等の規制対応を含む事業スキーム相談/広告規制対応を含むマーケティング相談/医療データ規制対応/M&A/契約助言/医療安全・医療過誤紛争対応等)について幅広く取り扱う。