- その他
2026年 年頭のご挨拶
January 5, 2026
2026年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
また、旧年中は東京財団の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
2025年は、当財団にとって大きな節目の年でした。10月には、中期計画「Vision 2029:原点回帰と変革の5か年計画」のもと、人口減少社会における課題解決に向けて新たに立ち上げた10件の研究プロジェクトがスタートいたしました。これらは、政策提言と社会実装を目指す実践的な研究であり、東京財団の使命を体現するものです。2026年は、これらの研究プロジェクトが本格的に走り出す年となります。採択された研究プロジェクトは、財政・社会保障、医療・福祉、労働・移民政策、教育、メディア、地域コミュニティの再生など、いずれも日本社会の構造的課題に真正面から取り組むものばかりです。各研究プロジェクトは、専門家の知見を実効性の高い提言へと昇華させ、政策形成に具体的な影響を与えることを目指しています。東京財団は、こうした研究の成果を広く社会に発信し、皆様にわかりやすく伝える努力を続けてまいります。政策提言を「社会に届く言葉」に変え、実効性ある行動につなげることこそ、私たちの責務です。
また、社会課題が国境を越えて複雑化している現代において、文化や価値の多様性を尊重しながら人類の共通の利益のために行動できる人材の育成はますます重要性を増しています。当財団が取り組む3つの人材育成事業は、設立以来グローバルな規模で展開し、世界各国での人材育成や相互理解に貢献してきました。自国中心主義が幅をきかせ、多様性を認めない風潮が強まる中で、私たちの理念の意義はこれまで以上に大きくなっています。当財団は、今後も新しい時代を拓く将来のリーダーの育成に、より強い使命感を持って取り組む所存です。
本年も、皆様とともに「知を形にし、未来を切り拓く」挑戦を続けてまいります。引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2026年 1月5日
公益財団法人東京財団
理事長 中林美恵子