東京財団政策研究所

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日本におけるDXの社会的インパクトに関する研究

総合科学技術・イノベーション会議は、サイバー空間とフィジカル空間を融合したデジタルな社会基盤を構築し、高齢化問題、環境問題、感染症パンデミックなどの深刻な社会的課題の解決に加えて、オール・インクルーシブで新たな社会発展を構想すべきだと述べている。これこそが、DX(Digital Transformation)の核心といえよう。

しかし、日本におけるDXは、主要なIT先進国の取り組みと比較して遅れが目立っている。他のIT先進諸国に比べて、DXの基盤となるクラウド投資が順調とは言えない。そこで、本研究プロジェクトは、まず、各国の戦略、政策の動向、利用可能なデータについて調査しながら、DXを困難にしている日本社会特有の構造的課題群を明らかにする。その上で、課題群を克服するために実証実験とアンケート調査を駆使しながら、Society5.0を実現するためのDX政策群のロードマップを提案する。

本研究では特に、データ標準化、クラウド基盤の在り方、オープンAPIとデータ疎結合のあり方について実証実験を行う。これを踏まえてセキュリティ政策、個人データ政策のみならず、アジャイルなデジタルガバナンスの在り方、次世代IT人材育成政策も提案したいと考えている。そして、SDGsおよび地域社会の市民生活への貢献を目指す。

研究代表者

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