【開催報告】記者発表会 「留学が言語能力開発に与える影響」についての研究成果を発表 -英語力向上など、奨学金がもたらす効果を定量的に明らかにする- | 研究プログラム | 東京財団政策研究所

東京財団政策研究所

詳細検索

東京財団政策研究所

【開催報告】記者発表会 「留学が言語能力開発に与える影響」についての研究成果を発表 -英語力向上など、奨学金がもたらす効果を定量的に明らかにする-
画像提供:Getty Images

【開催報告】記者発表会 「留学が言語能力開発に与える影響」についての研究成果を発表 -英語力向上など、奨学金がもたらす効果を定量的に明らかにする-

October 30, 2023

E-2023-014

20231011日に「留学が言語能力開発に与える影響」についての研究成果記者発表会を開催いたしました。

本研究は、東京財団政策研究所の中室牧子研究主幹と、上智大学経済学部の樋口裕城准教授らの研究チームが、文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」の協力を得て、大学生の留学が言語力や国際志向性に及ぼす影響について明らかにしたものです。このことを明らかにするために、「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プロクラム」の選考にぎりぎり受かった学生とぎりぎり漏れた学生とを比較する「回帰不連続デザイン」の手法を用いました。その結果、奨学金を受給できたことで、留学確率、英語力、国際的志向性、外国語コミュニケーション能力が有意に向上することが明らかになりました。既存の研究では、海外留学の効果について、欧州の大規模な留学奨学金プログラム「エラスムス計画」のデータを用いた実証研究が発表されてきましたが、日本を含むアジア圏から留学した学生のデータを用いた研究はほとんどありませんでした。

本研究成果は、東京財団政策研究所の研究プログラム「教育の『質』が子供の学力や非認知能力に与える影響」(研究代表者:中室牧子研究主幹)によるもので、20239月にJournal of the Japanese and International Economies誌に掲載されました。

 ■動画公開

発表資料①:「トビタテ!留学JAPANについて」(文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト 「トビタテ!留学JAPAN」 プロジェクトディレクター 荒畦悟氏)

発表資料②:上智大学経済学部 樋口裕城准教授 発表資料

 

■開催概要

日時:20231011日(水)10:0011:00
会場:東京財団政策研究所・大会議室
発表者(敬称略、発表順):
・文部科学省 官民協働海外留学創出プロジェクト 「トビタテ!留学JAPAN
 プロジェクトディレクター 荒畦悟氏
・上智大学経済学部 樋口裕城准教授
・東京財団政策研究所 中室牧子研究主幹

 

■本研究プログラム紹介ページ

教育の「質」が子供の学力や非認知能力に与える影響

注目コンテンツ

BY THIS AUTHOR

この研究員のコンテンツ

0%

PROGRAM-RELATED CONTENT

この研究員が所属するプログラムのコンテンツ

DOMAIN-RELATED CONTENT

同じ研究領域のコンテンツ

VIEW MORE

INQUIRIES

お問合せ

取材のお申込みやお問合せは
こちらのフォームより送信してください。

お問合せフォーム