福島第一原子力発電所の事故によりエネルギー政策の再構築が求められています。
政府では、今夏の革新的エネルギー・環境戦略の決定、および新エネルギー基本計画の提示を目指し議論が進められていますが、果たしてどのような内容になるのでしょうか。
これまで私たちは、原子力、火力(化石燃料)から電気エネルギーを生み出し、便利な生活を享受してきました。今やエネルギーを考えるということは私たちの生活そのものを考えることに等しいといえるでしょう。
すなわち、私たちの生活をささえるエネルギー政策は、政府や行政機関、研究者のみが考えるものではなく、私たち一人ひとりが考えるべきものなのです。
資源エネルギープロジェクトでは、2012年3月20日に 「日本は世界一の環境エネルギー大国」(講談社、平沼研究員著) を刊行いたします。
本書では、再生可能エネルギーをはじめ、メタンハイドレート、宇宙エネルギーなど日本が持つ様々なエネルギーの可能性と、それらを活用するための課題と提案をまとてあります。
「資源に乏しい」といわれる日本ですが、南北に長く、四季があり、広大な海に囲まれ、火山国である日本には様々な可能性が秘められています。
これからのあらたな日本のエネルギー政策が求められている今だからこそ、私たちは身近なエネルギーの可能性に目をむけ、それらを踏まえた国民全体の議論を行う必要があるのではないでしょうか。
本書が、そうした議論の一助になれば幸いです。
0%
INQUIRIES
お問合せ
取材のお申込みやお問合せは
こちらのフォームより送信してください。