CSR研究プロジェクト10周年を迎えて
CSR研究プロジェクトは2023年度で10周年を迎えることとなりました。10周年を記念してCSR委員とワーキンググループメンバーによる連載企画を開始いたしました。この10年で多くの方にCSRを語っていただき、また、たくさんの企業様にアンケートへご協力いただきました。
調査をし、関連する事象を突き詰めれば突き詰めるほど、「CSRとは何か」という原点に押し戻されるような活動であったかと思います。「なんで10年も続けているのか?CSRはもう古いカテゴリーなのではないか」などのご意見も頂戴しています。しかし、1960年代に発表されたこのCSRという概念は、流行のパラダイムではなく永遠のパラダイムなのではないかと考えています。
当研究プロジェクトを開始した頃の問題意識が何であったか、そして今の問題意識は何かなど、プロジェクトの関係者が自由なテーマで執筆しておりますので、是非ご一読いただけますと幸いです。
これまでも、そしてこれからも、関係者の皆様と共によりよい社会づくりに貢献したいと思っていますので、今後とも宜しくお願い致します。
CSR研究プロジェクト事務局リーダー 石井 宜明
CSR委員会委員からの寄稿 ※敬称略
・『CSRとプラチナ社会・・国内事業を優先評価しよう』 小宮山 宏 (2023年7月26日公開)
・『CSR研究プロジェクト10年をふりかえって』 川口 順子 (2023年7月28日公開)
・『CSRと私の会社論研究』 岩井 克人 (2023年8月16日公開)
・『CSR経営元年とこれから』 有馬 利男 (2023年8月18日公開)
・『「企業の社会的責任」から「企業の社会的価値」へ』 安西 祐一郎 (2023年8月25日公開)
CSRワーキンググループメンバーからの寄稿 ※敬称略
・『CSRを巡る議論はこの10年間でどう変化してきたのか』 倉持 一 (2023年8月2日公開)
・『「CSR企業調査アンケート」から読み解くCSR活動の現在地』 伊藤 公二 (2023年10月6日公開)
・『CSRとサステナビリティ情報の開示』 長谷部 賢 (2023年10月31日公開)
・『日本企業はCSRをどのように捉えているか?―「CSR企業調査」からの示唆―』 清水 剛 (2024年1月31日公開)
・『日本のCSR経営史(1999~2023) -CSR/サステナビリティ・オフィサーの視点から-』 金田 晃一 (2024年2月28日公開)
・『新たな資本主義経済の構築に向けたESG経営』 牛島 慶一 (2024年3月12日公開)