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税・社会保障一体改革のグランドデザイン 全世代型社会保障改革とその検証Ⅱ

「出生数80万人割れ」の衝撃が日本社会を襲い、岸田政権は今後数年かけて「異次元の少子化対策」を実行することとしている。少子化と高齢化の同時進行は、社会保障の持続可能性に疑義を生じさせ、国民の将来不安を高め、経済成長にもネガティブな影響を及ぼすなど極めて深刻な問題である。政府が2023年6月に公表した異次元の少子化対策の骨格及びその制度化・実施について、どのような課題があるのか、専門家を集めて検証をしたい。

また最大の課題とも言えるのは、少子化対策の財源問題である。歳出改革や医療保険を中心にした社会保険料の引き上げなどが検討されているが、安定的な恒久財源での対応が必要となる。そのためには、消費税や所得税、更には資産税など税制も含めた負担のベストミックスを探る必要がある。また国民の理解を求めるためには、給付と負担の具体的な姿を示す必要もある。これらの点について、専門家を集めて給付と負担のベストミックスを探っていきたい。

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