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GDPナウキャスティング

October 16, 2025

GDPナウキャスト表は、当財団の「未来社会データ事業」の一環として、神奈川大学 浦沢聡士教授の無償のご協力のもとで公表しています。データは随時更新されます。
・本予測値は、東京財団や浦沢教授の所属する機関の見解を必ずしも示すものではありません。
・本予測値を研究等に使用された場合は、東京財団ウェブサイトのGDPナウキャスティングを使用した旨、ご記載ください。
GDPナウキャスティングの枠組みについては、事前のアナウンス等を行わずに変更する場合があります。

2025年10月15日時点の予測結果  
  モデルは、2025年7-9月期のGDP(実質、季節調整系列前期比)を、▲0.24%と予測。※年率換算:▲0.94%
 新たに予測に反映したデータのうち、8月の所定外労働時間が減少したこと等を受け、前回の予測値(▲0.08%)から下方改定となった。モデルは、引き続き、マイナス成長を予測しているが、こうした背景には、追加関税が課されている米国向け自動車輸出の落ち込みなどの動きがあり、米国の通商政策の影響によりGDPが下振れする可能性を示唆している(資本財出荷の7-8月期は4-6月比で▲5.3%、消費財出荷は▲2.6%、輸出は▲2.0%)。

GDPナウキャストの推移

GDPナウキャストとは

GDPナウキャストの枠組み

  • 予測対象:実質GDP(1次速報値、季節調整系列(前期比)
  • 予測対象期間:直近の公表値から2四半期先までを予測
  • 予測モデル:ダイナミックファクターモデル(DFM
    - データセットの動きを代表する、景気推定値として解釈される共通因子(common factor)を抽出し、そのようにして集約された情報をもとに予測を実施
  • 入力データ:四半期データであるGDPに加え、複数の月次データ等を利用
    -資本財出荷指数、消費財出荷指数については「製造工業生産予測指数(補正値)」(経済産業省)を用いて、第3次産業活動指数については「JCB消費NOW」(株式会社ジェーシービー、株式会社ナウキャスト)を用いて(2025年8月値まで)、実績値が得られるまでの間、それぞれ補外予測を実施

(変数リスト)

  • 予測頻度:隔週(月初、月中)ごとに、予測を実施する日に利用可能な最新のデータセットを用いて実施
    - 月初:前月末に公表されたデータを反映(資本財出荷指数、消費財出荷指数、実質輸出、新規求人数)
    - 月中:当月中旬までに公表されたデータを反映(第3次産業活動指数、消費活動指数、所定外労働時間、景気ウォッチャー調査)
    - 「JCB消費NOW」については、月初に前月の前半部分のデータが、月中に前月の一月分のデータが公表される。GDPナウキャストの中では、月初に公表される半月分のデータも、その月の一月分のデータと見做して用いる

関連文献

    • 神奈川大学 教授
    • 浦沢 聡士
    • 浦沢 聡士

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