教職の制度設計を再構築する 量の確保・質の担保の視点から
公教育を担う教員の「不足」が大きな問題となっています。まずは員数不足。授業に必要な教員を集められない学校現場が悲鳴をあげています。なぜ教員が集まらないか。残業代が計上されない給与の仕組み、過労死レベルの長時間労働などがネックになっていると言われます。待遇の問題は、財源とセットです。限りある国の財源、疲弊している地方財政の中で、どのような待遇改善が可能でしょうか。待遇改善だけが「教員不足」を解決する道なのでしょうか。
教員の「資質能力」も重要な問題です。長年にわたってさまざまな改革が重ねられてきました。それはどのような効果をもたらしているのでしょうか。
一方、人工知能(AI)の急速な進化で、教室での学びは変化を迫られています。本格的なAI時代の到来で、子どもたちに求められる「学力」はどう変わるのでしょうか。学校や教員の役割は、どう変わっていかなければならないのでしょうか。戦後日本の復興と成長の重要な一翼は、教員たちに担われてきました。けれども大きく時代が変わっていく中で、かつての制度設計のままでは立ち行かなくなっていることも事実です。教職の制度設計を、量の確保・質の担保の視点から考えていきます。
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