R-2022-081
今、教員不足が問題となっています。2022年の初めには文部省の調査で、2000人の教員が欠員しているという事が分かりました。約600もの大学が教員を育てており、毎年10万人もの人が教員免許状を取得しているにも関わらず、たった2000人の枠を埋めることが出来ないというこのような状況に、何故陥っているのでしょうか。
学生生活の大半をかけて教員免許を取得したにも関わらず、教員になるか二の足を踏む学生たちが目につきます。一足先に教員として公立学校で働いている先輩たちは、教員志望の学生にこんなことを言っているそうです。
「教員は『考える人』じゃダメ」
沢山の仕事を抱え込み、残業代もないブラック職場では、考える暇もないということでしょうか。管理職の指示通りに働けばいいということでしょうか。
「教職の制度設計を再構築する 量の確保・質の担保の視点から」研究プログラムでは、「教員は『考える人』じゃダメ」この言葉の背景にある教育現場の課題について、座談会形式で様々な議論をしていきます。
一回目の今回は教職課程の大学院生、現役の教員と一緒に、教員の仕事の仕分けをしてみることで「教員はどんな仕事を抱え、どう働いているのか」「教員は果たして専門職と言えるのか」について考え、議論した様子を動画にてご紹介いたします。
座談会動画「教員は『考える人』じゃダメ!?」
資料①「進行スライド」
資料②(担任教師の毎日の勤務状況)
資料③(放課後業務の分類結果)
「教職の制度設計を再構築する 量の確保・質の担保の視点から」研究プログラム運営
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