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【対談動画】「父の背中、世界の現場と大局観」―― 武見敬三が歩んだ医療政策半世紀の軌跡
April 2, 2026
本企画は、多くのプロフェッショナルにキャリア形成について伺い、業界・職種を超えて多くの方が自身のキャリアを振り返り、未来を考えるための貴重な示唆を共有する連載シリーズ企画です。AIやデータサイエンスとどう向き合うのか、医師には研究・教育・行政といった臨床以外の道はあり得るのか—。尾身茂氏、黒川清氏、末松誠氏に続く第4回では、公益財団法人アジア人口・開発協会理事長であり、元厚生労働大臣である武見敬三先生にお話を伺いました。
「国を動かすことは、人生を懸ける価値がある」。日本医師会会長を務めた武見太郎氏を父に持ち、自らも厚生労働大臣として日本の医療政策を牽引してきた武見敬三氏。本インタビューでは、ラグビー生活とキャスター時代に培った「大局観」と、現場を歩き続けることで見えてきた「日本の目指すべき姿」を語り尽くして頂きました。議員生活を終え、新たな生活を送る武見氏が語る言葉は、すべての人にとって次の一歩を踏み出すための後押しとなるでしょう。
当日の武見氏と藤田主席研究員との対談の様子を、動画と関連リンクにてご紹介します。
登壇者:武見 敬三(公益財団法人アジア人口・開発協会理事長、元厚生労働大臣)
藤田 卓仙(公益財団法人東京財団主席研究員)
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・ダイジェスト
・はじめに
・アジア人口・開発協会とは
・修身斉家治国平天下
・ラグビー経験から得た「大局観」
・父、武見太郎と家庭環境
・体育会ラグビー部とゼミの両立
・「政治の世界と自分」重要なきっかけ
・学問と自由の徹底:独立自尊
・医学・医療分野への関心
・国際政治学を選んだ背景
・台湾留学の経験・語学の重要性
・ハーバード大学での政策研究
・「CNNデイ・ウォッチ」アンカーマンの経験から
・チャレンジャー号事件からの教訓
・政治と距離の近い家系での生い立ち
・政治家を志す
・政治家としてのキャリア開始
・政治家と教授の両立
・外交視点で取り組む保健医療
・参議院初の外務政務次官
・アジア通貨危機:「防ぎうる死」回避のために
・「人間の安全保障」への取り組みで得たもの
・マルチな枠組みで医療・臨床を考える父
・医療を政策学として立体的に捉える
・生存科学の提唱
・未来志向の平和主義「人間の安全保障」
・日本の地政学的特色とリスク
・海洋の安全保障・戦略への取り組み
・ハーバード大学でのグローバルヘルス政策研究
・国際比較で気付かされた「日本の皆保険制度」の役割
・洞爺湖サミット:ホスト国としてのテーマ設定
・保健のシステム強化アプローチ提言
・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)のSDGs目標化
・グローバルヘルスにおける日本の貢献
・ハーバード大学研究員としての日々
・グローバルヘルスの現場としてのアフリカ
・現場を歩き、政策学として整理する能力の重要性
・政治家人生を深めた環境・関心・経験
・「温かい家庭」は仕事をする上での大切な基盤
・人生は自分で切り開け
・国会議員引退:品格のある民主主義への想い
・UHCを持続可能にするために~UHCナレッジハブ設立
・やりたいことが明確にあった、厚生労働大臣就任
・医療法改正と医療DX推進機構創設:まずはガバナンス
・日本のグローバル創薬基盤を整える
・国立健康危機管理研究機構の設立背景
・政策決定を後押ししたもの
・医療DXに抵抗感がある医師について
・在宅医療DXについて
・超高齢化社会における介護
・変化する医師・医療の役割
・孤独孤立死の問題
・未来からの反射を捉えて制度設計する
・これから、プライベートでしたいこと
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【関連リンク】
・公益財団法人アジア人口・開発協会
・【対談動画】星を見上げ、データを見る—末松誠の思考の軌跡
・【論考】黒川 清 先生に聞く「AI時代に問われる“知”と“個”の確立」 ~繰り返し問うことから本質に迫る~ | 研究プログラム | 東京財団
・得手に帆を挙げよ:尾身 茂氏のキャリア変遷の内にあった決断と想い | 研究プログラム | 東京財団
『日経メディカル Online』記事
・臨床、基礎、AMED─好奇心と独立心で突き進む末松氏流のキャリア形成術
・黒川清氏に聞く医師のキャリア─「なぜ」を問い続け、世界へ飛び出せ
・尾身茂氏に聞く半生 Vol.1「社会との関わりを求めた青年時代、法学部から医師を目指すまで」
・尾身茂氏に聞く半生 Vol.2 「これぞ私の得手だった」寝食を忘れて取り組んだWHOでのポリオ根絶
・尾身茂氏に聞く半生 Vol.3 COVID-19対策分科会会長としての決断とメディア露出の日々、気持ちを支えたもの
【本研究プロジェクト】
AIデータ利活用社会の実現 | 研究プロジェクト | 東京財団
【過去の研究プログラムについて】
地域に根ざした医療DXの実装に向けた人材開発に関する政策研究