R-2021-040
2021年12月20日、日本で新型コロナウイルスのワクチン接種デジタル証明書発行が始まりました。
G7トップのワクチン接種率の日本で、発行がスタートしたことの本当の意味――感染予防・経済再開への転機となることに加え、これまで15年以上、日本政府が検討・推進してきた国民の医療情報データ化(Personal Health Record/パーソナル・ヘルス・レコード)に関し、巨大なデータ基盤が構築されたこと、そして世界で乱立する、ワクチンパスポート、接種証明提示用アプリについて、日本がSMART Health Cards規格を採択したことが、国際社会における覇権競争に一石を投じることについて、国内外の状況や課題を踏まえながら、「ポストコロナを見据えたヘルスシステム・イノベーションに関する研究」プログラムメンバーである藤田卓仙主席研究員、渋谷健司研究主幹、小野崎耕平研究主幹に解説頂きました。
当日は、メディア関係の皆様より、たくさんの質問を頂戴し、盛況のうちに記者ブリーフィングを終えることができました。
■テーマ:「ワクチンデジタル証明書の本当の意味―コロナ対策と医療データの世界競争の要」
■日 時:2021年12月17日(金) 16:30~17:30
■場 所:東京財団政策研究所大会議室+オンライン(Zoom)
■登壇者:
藤田卓仙 東京財団政策研究所主席研究員、慶應義塾大学特任准教授(医学部医療政策・管理学)
渋谷健司 東京財団政策研究所研究主幹
小野崎耕平 東京財団政策研究所研究主幹、聖路加国際大学大学院教授(医療政策管理学)
主催:公益財団法人東京財団政策研究所
共催:コモンズ・プロジェクト日本委員会
■当日資料はこちら
「ワクチンデジタル証明書の本当の意味」
■本件に関するReview
「デジタル証明書:科学的なコロナ対策の要」(和文)
"The Vast Promise of Digital Certificates: COVID and Beyond"(英文)
■研究プログラムについて「ポストコロナを見据えたヘルスシステム・イノベーションに関する研究」