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研究報告書(「ウェルビーイングを育む教育パッケージの開発・検証」)
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研究報告書(「ウェルビーイングを育む教育パッケージの開発・検証」)

March 31, 2025

R-2024-137

現代社会において、教育の役割は単なる知識伝達にとどまらず、個人および社会の「ウェルビーイング(Well-being)」を育むことへとシフトしている。OECDや文部科学省もこの重要性を認識し、ウェルビーイングを教育の目的の一つに位置づけ、学習者が主体的に問いを立て、社会と関わりながらよりよい未来を創造する力の育成を重視するなど、教育政策の柱に据えつつある。加えて、持続可能な社会の実現に向けては、学校教育に加えて、生涯学習や地域との連携を通じた新たな学びのあり方にも注目が集まっている。

本研究プログラムは、こうした潮流を踏まえ、ウェルビーイングを育む教育のあり方について、対話型鑑賞の実践と生成AIの教育活用に関する教員へのヒアリング調査を通して検討を行った。中核となる仮説は、学習者の「問いを立てる力」を育むことが、内発的な学習動機を高め、ひいては個人および社会のウェルビーイング向上に資する可能性があるという点である。あわせて、「自律性」「関係性」「有能感」という3つの心理的欲求が内発的動機づけを促すとする自己決定理論など、関連する理論的枠組みにも適宜言及した。

本報告書では、「問いを立てる力」をキーワードに、理論と実践の両面からウェルビーイングを基盤とした教育のあり方を探求し、その可能性を提示するものである。加えて、教育現場への実装とその効果検証を通じて、学びが個人と社会のウェルビーイングにつながる未来の教育の指針を提示するべく、さらなる研究の方向性を提案する。

目次

研究報告書(「ウェルビーイングを育む教育パッケージの開発・検証」)

Executive Summary

1.国内外の潮流を踏まえた教育とウェルビーイングのあり方

2.本プログラムでの実践型研究

3.教育における生成AI活用のELSI(倫理的・法的・社会的課題)

4.本研究プログラムメンバーによる新しい学びの実践

5.総括・提言

■Review『研究報告書』全文はこちら(PDF:2MB)

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