R-2022-020
多くの国が規制緩和に舵を切りつつありますが、新型コロナウイルスへの脅威が消え去った訳ではありません。我々の未来のシナリオはどうなるのでしょうか。不確実な未来を予測するための科学的方法はあるのでしょうか。
科学・政策の観点より、パンデミックの終焉に向け、国際社会、そして我が国が為すべきことを、向川原充先生(医師、ハーバード大学政治学部博士課程在籍)に講演頂きました。
当日は、新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバーの小林慶一郎研究主幹、元キングス・カレッジ・ロンドン教授の渋谷健司研究主幹、群星沖縄臨床研修センター長の徳田安春主席研究員、シンガポール政府の新型コロナ対策に深く関わるシンガポール国立大学公衆衛生大学院院長のYik-Ying Teo先生、米国の感染症専門医であるミシガン大学のPayal K. Patel先生にも参加頂き、各国の事例と共に、多角的な視点より議論を行いました。
■研究プログラムについて
「ポストコロナ時代を見据えたグローバル・ヘルス政策に関する研究」
■当日資料はこちら
「パンデミックの終焉に向けて」(向川原充先生)
「必要不可欠な医療提供体制の維持のためのHospitalist診療体制」(徳田安春主席研究員)
■向川原充先生発表参考論文
「An equitable roadmap for ending the COVID-19 pandemic」(Nature Medicine)
開催要旨
■テーマ:「新型コロナ パンデミックの終焉に向けて」
■開催日:2022年5月24日(火)20:00~21:30
■場 所:Zoomウェビナー
▼メインスピーカー
向川原 充
沖縄県立中部病院(内科・感染症科研修)、同県立宮古病院での勤務の後、2019年に渡米。ハーバード大学ケネディ行政大学院を経て、同大学政治学部博士課程在籍中。専門は国際関係論、計量政治学、公共政策学。東京医科歯科大学医学部卒、ハーバード大学ケネディ行政大学院公共政策学修士。
▼ コメンテーター
小林 慶一郎(東京財団政策研究所研究主幹、新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバー)
渋谷 健司(東京財団政策研究所研究主幹、元キングス・カレッジ・ロンドン教授)
徳田 安春(東京財団政策研究所主席研究員、群星沖縄臨床研修センター長)
Yik-Ying Teo(シンガポール国立大学公衆衛生大学院院長)
Payal K. Patel(ミシガン大学医学部助教授)